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2000.07.30
信楽陶器祭り。S店の某著名作家の抹茶茶碗、M店の若手無名作家
の壺を前から気になっていたのでこの際思い切って。ところが2点
ともすでに無し。「出会いやから、ええと思たとき手に入れんと」
同じセルフを聞かされた。そのかわり偶然でっかい空とぶ象をみつ
けたぞ。帰り道の骨董店では江戸期の擂り鉢も。出会いは楽し、だ。
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2000.07.22
杉山正樹の「寺山修司・遊戯の人」はかって多く語られた寺山論の
なかでも一押し。俳句少年の頃から葬式まで、常に至近距離にいな
がら適正な批評的スタンスを保ち続けた筆者ならではの展開。遊び
の競争、偶然、模倣、眩暈の4つの要素はまさに寺山だ。ごく短く
挟まれる中井英夫の素の表情や、チラと一瞬でる塚本邦雄も面白い。
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2000.07.17
すざましい堕落へのエネルギー。汚辱の極みに聖化する気高いもの
を感じ取ってアドレナリンは噴射し続けた。佐野真一「東電OL殺
人事件」はスキャンダラスな事件の冤罪追求と被害者の魂の闇を探
る二面からのノンフィクション。誰しもの心に潜む堕落願望の種が
巨大な怪物に変身。その絞死はパゾリーニの撲殺死より完璧で尊い。
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2000.07.15
<アート・マルシェ2000>日仏アーティスト参加のフリーマー
ケット日本初開催のふれこみ。質の悪口をいうのは簡単だが、アー
トの流通は悪いだけにこんな企画は大歓迎。玉石混交当たり前。優
等生の絵画、陶芸だけ欲しがってるわけではない。偶然にも出店側
に銅版画家の知人を発見。そうTVの「誰でもピカソ」は画期的だ。
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2000.07.13
「容赦なき夏の終りの一餉には胡麻の香きつくして棒棒鶏」の拙作
をまた週刊新潮の句歌歳時記に紹介して戴いた。和田流棒棒鶏は鶏
肉をゴマ油でいため、と多田道太郎氏のコメントにあり。これは胡
麻屋の宣伝と知って皮肉の油たっぷり。棒棒鶏は蒸し鶏を棒棒する、
ほぐすこと。本格レシピを石原明子先生にセッセッセサミ緊急特番。
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2000.07.12
銅版画師 菅野陽の存在は全く知らなかった。人体、、人形をテー
マにしたモノトーンの作品群にぐいと胸ぐらをつかまれた。ハンス
・ベルメールよりさらに奇妙な姿態で凝視する少女人形。その作家
の遺作展が7/14から富山のギャラリーNOWで。こことの出会
いは華師 中川幸夫作品展。地方画廊でよくぞというラインアップ。
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2000.07.09
「そばなんて米もない貧乏人の食いもん」というタクシー運転手の
話聞きつつ蕎麦界の最右翼『あらきそば』へ。味噌漬け鰊を酒の肴
にして待つことしばし、板そば<うす毛利>が来る。噛みきれない
ほど太くて固いという伝説ほどではないが「はらわたにずしり重た
きあらきそば風土に根ざす飢ゑ呼びおこす」。野太き原点と洗練と。
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2000.07.08
山形そば街道へ。つくづく雨男。台風のため飛行機を新幹線に変え
るがこれも運休で仙台回り。ああよくぞ蕎麦一杯のためはるばる来
たもんだ。口ならしに『梅そば』『庄司屋』をはしご。山形は<板
そば>といい二人前の盛りが普通。早やパンパン状態で趣向を変え、
山形名物『冷やしラーメン』に。行列店『S』は日本食史上最悪店。
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2000.07.07
全く面識のない天野律子さんから歌集『水の上の鎖』の書評を依頼
され、その掲載誌『薔薇都市』が送られてきた。開くと矢板進君の
詩。彼とはP句会で何度も同席している仲。丁度そのオンラインP
Q句会が7/7締切で始まった。主催者魚村氏の歌仙『身におぼえ
なきの巻』も進行中。捌きの鋭利な歌仙論は必見。5倍面白くなる。
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2000.07.06
「白玉や土地勘のないモスバーガー」礒菜の句の出来はともかくハ
ンバーガーショップでもよもぎ白玉のデザートがあるという情報が
うれしくなってくるショック塾。「白玉や夫の咽喉で一休止」弥華
藍の視線の動きも面白いが「白玉やときに無口な少女の掌」翆胡の
共有体験が一番に。もうまる2年。新人男性加入。来月も新人加入。
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2000.07.04
お詫び会見で「黄色人種と黒人の20%は牛乳をのんで下痢をする」
とのたもうた雪印の幹部。普段のパーティジョークも聞きたい。と
ばっちりでわだまんでもスキンミルク使用の製品の動きがストップ。
もちろん他社のミルクを使用しているのだが、消費者のアレルギー
はこんなとこまで。マスコミ報道でかくも一斉になびく方がコワイ。
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2000.07.01
「俳優の卵がカレーの大盛を食いながら読むジャンプは臭い」。若
手注目株、千葉聡の歌集『微熱体』は颯爽とした展開。次々と移っ
ていくシーンとチェンジする登場キャラクターが明快で、ロードムー
ビーを観ているよう。私性と虚構のバランスが短歌表現で効果的に。
「休憩用ホテルはつぶれ僕たちの基地もヒーローたちも消された」。
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