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2001.03.29
いつも参加している『P句会』は詩人、歌人の多い中、俳句結社に
所属する本格派、森麟氏が『第3回俳句界賞』の次席に。『俳壇』
最終選考に続いて健闘、苦杯?選者なんて俳壇ボケしてるんだから、
かえって栄誉。P句会で最高点とる方がずっと難しい。P句会での
森麟傑作「枕絵に寒紅点る蔵の中」「春陰や抜くには惜しき電気釜」
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2001.03.28
『女医さんはディスク・ジョッキー』というラジオ番組を4月から
週1回やるのでよろしく、と女医さんの里見英子先生から連絡あり。
雑誌の胡麻特集の時アドヴァイザーとして明快なコメントをされる
女医さんがいると感心していたら、なんと高校放送部の後輩。部室
も共にした可憐な少女の女医さんは某新聞で株指南もする七色仮面。
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2001.03.26
旧石器発掘捏造事件は衝撃であった。考古学の枠をはずして、藤村
新一氏が露出した普遍的男性像に激しい興味を覚えた。立花隆の緊
急取材は事件の構造から人類学の根本にまで迫るものでさすが。自
ら石器作りの実作をし、左右の手の動作から言語の使用開始時期を
説くあたり猿人、原人、旧人、新人との進化に興奮するものがある。
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2001.03.25
『仲佐』はそば通注目の噂の店。下呂の温泉客相手ではかわいそう
な超一級の粗挽き。全製粉が手挽き石臼という努力でコスト高は十
分理解できるが「そばがき」1700円はどうか。足をのばして関
市の『助六』。前二軒にせまる完成度。さびれた商店街で雑貨屋の
おばさんが「そんな遠くから食べにくる店?」と驚く。たかが・・。
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2001.03.24
そば食べ歩きシリーズ。岐阜『胡蝶庵』。「手碾きそば」とあるの
は、生粉打ちの粗びき。野生味に洗練を加えた輝き。そば自体の味
が存分にひきだされている。原料の選定から一環した腕の冴えを感
じる。多くの名店が洗練の極みに向かって個性を見失うなかで気概
あり。そばだけでもトップ。店構え、酒のつまみ、接客も総合首位。
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2001.03.20
『声帯エステティック』は魚村晋太郎企画の詩の朗読会。うまいネー
ミング。丸ゴシックや勘亭流のフォントがあるように肉声フォント
があってもいいのでは、という問いかけで六法全書を一行づつ違う
声で読むパフォーマンス。田中宏輔、上田假奈代ほか読む行為への
構えの違いが楽しめ、圧巻は魚村の凄みある『やきそば』『カルビ』。
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2001.03.19
3件はしご。ルネ・ラリック1860−1945展(京都国立近代
美術館)。アール・デコにいかれた奴は結構多いが、ラリックの香
水瓶で冷酒を出された時はひいてしまったな。月岡芳年展(京都文
化博物館)。幕末明治の大波乱時代の新聞錦絵が一押し。辻村史朗
陶展(たち吉本店)。裏千家出入で毒気が抜かれたか。豪放消えた。
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2001.03.18
青山真治監督『ユリイカ』のタイトルはおもわせぶり。バス・ジャッ
ク事件のトラウマがテーマ。2年前の事件がモデルか。ところが映
画が先。映像自体は極めて静謐。中上健次に関する映画も撮ってい
るのでそちらが観たい。映画とは関係ないが、あの事件のリアルタ
イムで報道された惨劇に生き残った人々のドラマを思うことが多い。
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2001.03.11
雪もとけて今年はじめての信楽。4月に穴窯の予定がたった。ロク
ロで大皿。手びねりで徳利、茶碗。あと四方皿も是非穴窯でやりた
いので土だけ自宅に持ち帰って5枚つくることにする。丁度1年前
の初体験で穴窯の快感を味わう。わだまんのHPを見て、徳島から
穴窯参加者が現れたこともうれしいニュース。希望者は連絡どうぞ。
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2001.03.10
桃雪亭句会。春夏秋冬四巻歌仙を終えたので今回は句会に。といっ
てもこの会のメインはワイン。会員の誕生日もあってスペシャル版。
1934年リシュブールをおいてまずは1988年ラトリシェール
=シャンベルタン、絶品。1954年ニュイ・サン・ジョルジュに
「戦争の香りがする」快斗氏のコメント傑作。ついラ・ターシェも。
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2001.03.09
口コミとマスコミの両方に感謝の一日。朝から「おたくの金ごまが
おいしいと聞いたので食べてみたい」と電話が殺到。事情をきくと
FM大阪の生放送中、ごまのテーマで一般聴取者からの情報が「わ
だまん」に集中していたとのこと。全く弊社の知らない展開。今さ
らながらに口コミおそるべし。同時にFMラジオの影響力も再認識。
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2001.03.07
大象にちなんで象の蒐集をしている。知人から分厚い正倉院の図録
が届いた。「楽器の琵琶の革部分に象がいる。これは日本最古の象
だ」という情報。なるほど「騎象奏楽図」とあって象の上で4人の
楽士が笛、太鼓で踊っている。象と音楽は深い関係にある。音痴の
大象も50歳の手習いでこの3月からピアノレッスンを始めました。
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2001.03.04
歌会。「受信拒否状態にして紅の逃水の水脈に囚はる」佐藤仁。ふ
がいない男の心象を捕えた巧みさ。モラトリアム世代から中年落魄
願望まで男に共通するだらしなさ快感。この形なきものを言語に定
着させる技は至難。類例をみない卓越した心の翻訳である。他に「
その首の寒い手ごたへ抱くたびに鰐の女といふおもひして」林和清。
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2001.03.03
さんまステーキを食べられるお店がオープン。仕事がらみで顔を出
す。焼肉ならず、一夜干しの魚をお客自身が炭で焼きながら食べる
という趣向。ずらりならんだ焼酎がウリ。「百年の孤独」「魔王」
だけは経験済みだが、ほかはほとんど飲む機会がなかった。「伊佐
美」はじめどれもウマイウマイ。雄々しくもあり、後口の良さ抜群。
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2001.03.01
シーズン到来。妙芽「忘却の彼方より来る花粉症」。一億総花粉症
状態。それぞれ症状の軽重があって正逆集める 食句塾。「み仏の正
面に立つ毒が出る」磯菜。毒は無論我が身からだが仏からも毒が出
る。翠胡「春の空無限カステラ厚く切る」を抑え弥華藍「カステラ
の軽き戻りや春の昼」食句賞。触感、季節感、倦怠感、エロスをも。
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