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1999.04.29
桜も終わり。高野山の友人と会ったら、今が満開とか。北海道はやっと桜前線が
上ってきたところ。ふーん、日本もひろい。山梨で巨木巡りをしてきた。実相寺
の2000年神代桜、神田の450年大糸桜、萬休院の500年舞鶴の松。何万
人の魂を吸い取って生きているんだ。不気味なエイリアンと向き合った気がした。
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1999.04.22
わだまん新製品続々。『大阪セサミ』おおさかゆうたら、まずなんや。せや!た
こやきや!お好み焼き、やきそばのふりかけごまにと考え出したのがコレ。本物
の青のりの香りが抜群。お次は、好評クッキーの袋入りタイプ。金ごま、黒ごま
それぞれかわいいポシェットにはいって、つい誰かにプレゼントしたくなります。
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1999.04.21
梶尾操『鳳凰集』。茂吉、邦雄<評伝歌集>と銘打つ通り、両者の文体模写、コ
ラージュの手法で、魔界を再構築しようという狙い。単なる歌集ではない。「ひ
つそりと剃刀研人が過ぎしのちを罪ある者はあはれ眼ひらく」「去勢歌手ののみ
ど痙攣る高音部あしたするどき山ほととぎす」。ふたりのシャム兄弟説も面白い。
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1999.04.20
桂枝雀、自殺。<笑いは緊張と緩和>の落語哲学の上方異才。本来真面目で求道
的な個性を、高座で無理に陽転させようとしたオーバーアクションが痛々しくて、
好きになれなかった。その昔ラジオで、亡き吾妻ひなことの妙な理屈言いのや
りとりが懐かしい。本名、前田達でわだまんの胡麻を愛用して頂きました。合掌。
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1999.04.18
そば屋のはしご。韮崎の<瓢亭>。こちらは、がらっと雰囲気がかわってお客さ
んは地元のそば好きばっかり。そばもいいが、だしも極上。鴨汁そばのかわりに
鳥もつそばというのがうれしい。藤岡、宮本、玄、翁、それぞれに苦行僧のおも
むきがあるが、このそば屋は人情味たっぷり、浮世床のような幸福なそば屋さん。
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1999.04.17
<翁>そば屋の頂点に立つと評判の山梨の店へやっと初体験。もりと田舎。そば
の香りをひきだしてさすが教科書通りの満点。修行弟子がいっぱいでまるで禅寺。
欲をいえば、そば職人の匠のキレがない。いわずとも主人はそれを痛感して、
2001年には広島の山奥に移って、さらなるそばを極めたいと考えたのだろう。
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1999.04.11
<愛する者よ、列車に乗れ>パトリス・シェロー監督の仏映画。ある男が死んで
その葬儀にむかう列車から物語は始まる。いわばブラックホールの淵を巡る人生
模様。伊丹十三の<お葬式>は意表をつかれて笑えたが、フランス版は、屈折人
種劇、音楽も次々に曲想が変わり、くせ者くささがいっぱい。これでなくっちゃ。
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1999.04.08
ハービー・ハンコックを聴きにブルーノートへ。キース・ジャレットとアートア
ンサンブル・オブ・シカゴのファンであるが、正直この夜の演奏には完全に魅了
されてしまった。パワフルかつ繊細な技術に深い精神性がこめられ、ジャズの興
奮に打ちのめされた。ドラムスの若き黒人、ジーン・ジャクソンは神々しいほど。
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1999.04.05
健康雑誌<安心>5月号の特集は、黒ゴマドリンク。なんとそのキャッチコピー
は<毛染め飲料>。ごまの成分であるミネラル、ビタミンが髪の毛に良い影響を
与えるのは事実。先日の探偵ナイトスクープのように、ごま油で頭をマッサージ
したら、まさに内から外から、ばっちりゆうことに。ごまかしなしのほんとの話。
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1999.04.03
立木義浩の写真展<東寺>。京都五重塔のお寺で空海の密教道場である。講堂の
仏像は21体。その配置は曼陀羅を立体にあらわした宇宙空間であるという。不
動明王らの憤怒の表情、肉感的とさえいえる躍動美にあふれた姿勢。初めて知っ
た空海作の<夜叉神立像>が圧巻。素朴ゆえのすごみは空海の飛白体の書に通ず。
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1999.04.01
四月馬鹿の<食の俳句塾>。席題、散歩。兼題、わさび。<この先を月にたずね
る散歩道>磯菜。中原道夫に<後ろからついてくるから月という>の名句あり。
花粉症の季節<小悪魔のダーツとびくる木の芽風>伏兎、を押さえ一番<春寒し
頭に達陀の火の降れど>翠胡。ずにだったんのひのふれど、濁音を重ね格調抜群。
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