セ・サ・ミ 日記

−1999年6月−


1999.06.30

ごま人形のネーミング募集締切。この10日間、毎日応募のメール
の数に圧倒されて、うれしい限り。セサミンやゴマリグナンなど専
門的な知識が、一般の方々にも浸透していることは驚きでした。選
考発表もすぐですが、一番多かったのは「ごま太郎」。「赤銅ごま
之介」はじめユニークなのも沢山。選ぶのが大変です。お楽しみに。


1999.06.20

ごますり人形のネーミング募集。開始まだ2日経過していないのに
すでに100件超過。なによりもうれしいのは、ほぼ全員の方がき
ちんとわだまんのHPを見て、コメントをいれていただいている事
です。大感激。もっとこうしたら、という意見も大歓迎。辛口のコ
メントは予選落ち、なんてことはなし。大阪の胡麻屋らしい名前を。


1999.06.17

「おはよう朝日です」の取材撮影。「探偵ナイトスクープ」に続い
てわだまん出演第3弾。おは朝は、唯一大阪発信の味がうけて今や
視聴率20%とか。上田アナウンサーがごま男になって登場するの
だが、なんとわだまんの女子社員が彼の熱狂的なファン。サインと
握手で興奮さめやらず。志気大いに高まって、これだけでもいいか。


1999.06.16

北野武監督「菊次郎の夏」。タケシの絵が大好きで、動物も花もそ
してなにより天使がいい。その天使がタイトルトップに現れた。映
画の展開も天使そのもの。もうすっかり、こぞってぶっちぎりのほ
めちぎりになっているので、ケチをつけるとすれば、おとこはみん
ないきいきしてるのに、おんながうすい。えっ、ケチになってない?


1999.06.15

谷岡ヤスジが死んだ。とんでもないハチャメチャで暴力的でアナー
キーな谷岡ヤスジが好きだった。手塚治虫とどちら?ときかれるまで
もなくヤスジ。映画でも文学でもSFでもない、ほかのジャンルで
は表現できない「ギャグ漫画」の毒を持っていた。あの時代を映し
ていた。それにしても、あのクソガキの目の陰は何だったんだろう。


1999.06.14

ごま人形ができたぞ!!彫刻家の抜水政人氏に依頼して1.3メー
ルの巨大で可愛い表情の銅製のごま坊やが完成。会社の前におくや
いなや、みんな思わず、おつむをな撫で撫でしたくて寄ってきまし
た。そこでわだまんとしてはこの人形のネーミング募集をすること
に決定。近々お知らせコーナーに写真入りで。おもろい名前考えて。


1999.06.13

全国胡麻加工組合総会に那須高原へ。那須野の殺生石はちょうど今、
謡曲「殺生石」の練習をしているところで単なる観光目的という
より、妙に好奇心が。荒俣宏の「歌伝枕説」を読んでいたところが、
これまた偶然に殺生石を前にする芭蕉に言及しており、大阪に帰り
ついてみればJRのポスターでは那須塩原、殺生石の奇観をPR中。


1999.06.11

「イエス 逆説の生涯」笠原芳光。イエスはキリストではない、の
一文ではじまるミステリアスな展開。聖書から真理を新しく発見し
ようという刺激にあふれ、ベケット、太宰、埴谷、カミュなどなじ
みやすい文献からはいっていく手口に宗教ダメ派でもひきこまれて
しまった。肉体をもったイエスを実感でき、古典解読の楽しさ指南。


1999.06.10

「禅画の円相」写真家、福沢博と画家、金山明の企画写真集。35
の円相がならび、賛語が書き添えてある。白隠禅師の宇宙を丸飲み
する迫力の円相。仙国T師の「是くふて茶呑むさい」の洒脱な賛語。
悟りなんぞといはずとも、抽象芸術としてワイドに視野がひろがっ
て飽きることがない。わしにも書けそうといって、恥をかくもよし。


1999.06.06

六人の愚者つどひて酌めば「桃谷」ゆ「黄金の丘」(コート・ドー
ル)へ迷ひ込みけり。魔女の館にてワイン会。シャンベルタンから
シャンベルタンへはずれなし。おほちちの地下に隠せしワインあり
それも日本すみれにけむる。意外なワインエピソードから、戦前社
会の優雅滑稽譚に話が盛上がる。熟成すれば時代時代にブーケあり。


1999.06.05

笑福亭福笑の厚生年金会館での独演会。酒ぐせが悪くて、マスコミ
からほされてる、ってのもいいし、増田明美そっくりの顔もいい。
新作「きょうの料理」料理人の楽天性とすれすれの狂気が笑わせて
くれる。「とりかえばや」古典を現代性風俗にもっていったのはど
うか。立派なホールの金屏風も、福笑ならもっとニクイ舞台設定を。


1999.06.04

「茗荷」兼題、「目薬」席題のショック塾。「階段がノコギリに見
えし満潮時」磯菜。満月はよくいわれるが満潮の時も人間は狂気に
走るの説、面白し。されど句は不出来、逆選2点。「目薬に輪郭な
くす夏の月」大象。「もの易く忘るるも良し茗荷汁」一計。ストレ
ートに季節感のある「夏の雨朝の川面が鱗立ち」睡月、がこれ一番。


1999.06.03

「ラヴズ・ボディ〜ヌード写真の近・現代」のサントリー美術館の
企画は衝撃的だ。ここにはヌードという欲望の視線は解体されてい
る。死、エイズ、障害、倒錯、という角度から露わにされていく肉
体が眼を射抜く。対象としての深層肉薄も勿論だが、大塚勉の現像
方法として沼に印画紙を沈める手法にショック。生きている「沼」。


1999.06.02

「求愛」「絵桜」句会で知り合った萩原健次郎さんの詩集。ここに
は言葉たちが、詩集という活字のなかでおさまっていない。たちあ
がって音になりたがっているのがわかる。考えるより声にだしたく
なるアクションをうながすフレーズの連続が妙に面白い。河内音頭
の菊水丸とのイベントをやるらしい。みものだ。いや、ききものだ。


1999.06.01

写真家、橋口譲二のステージを二日連続で。場所の「應典院」も興
味あったので。「自然を撮っていると相手は抵抗しないから楽。で
もこうしてるとだんだんだめになるってわかる」橋口氏の視線はや
わらかいバネ構造をしている。P句会のメンバーの上田かなよさん
が朗読で登場したので喫驚。彼女は写真集「17歳」の表紙である。


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