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(2001/11)


2001/11/24(Sat)
桃雪亭歌仙冬の巻。雲仙、有馬、湖北と美味いもの求めて駆けめぐ
り、すでにこの連衆で四巻。今回は万太郎「湯豆腐やいのちの果て
のうすあかり」を発句に初めての脇起し。この会は同時にワイン道
場でもあってほぼ5年かかりでボルドー派からブルゴーニュ派に転
向。ロマネ=サン=ヴィヴァンの後のラ・ラギュヌはもう飲めない。


2001/11/11(Sun)
『玲瓏』の全国大会。塚本邦雄先生がお元気な姿で登場。緑のワイ
シャツがオシャレ。今回から玲瓏賞の選考が変わる。編集委員推薦
方式で通過者が最終選考へ。沖縄のベテラン、喜屋武盛市氏が受賞。
「なほ夏の額信ぜむか鉄の船または無人島を購ふたくらみの」。地
方で独り塚本魔力と交信し続けた潮焼の貌と握手するのは感慨深い。


2001/11/10(Sat)
うれしい新そばの季節になった。一時はそば打ちの練習に励んで月
に4回は打っていたが、教えてくれた師匠は外国産でも見事な蕎麦
を打った。もちろん大賛成だが、この時期だけは国産の新そばが欲
しくなるし、その季節感あってこその蕎麦。胡麻栽培を始めて実感
するのこんな広いのにこんなちょっとしか穫れないの。蕎麦も然り。



2001/11/04(Sun)
天七に「たかま」出現で関西蕎麦地図も一気に充実。「凡愚」「玄」
しかなかった時代が嘘のよう。全般レベルがあがったので応援より
もコキオロシ。本格派蕎麦屋は昼間一人でちょっと酒と蕎麦で四千
円。フレンチより高い。コストパフォーマンスは最悪。蕎麦は能と
似て、形は素人に真似できるがその奥に修練がなければ披露不可だ。



2001/11/03(Sat)
事務所に有元利夫のエッチングを掛けている。ファンである。花振
る午後の有元利夫、と短歌に詠ったこともある。今月号の芸術新潮
で特集を組んでいる。「フレスコ画や平安の仏画に憧れた。個性と
いう<ちっぽけな貧しい足場>にはたよらず<様式>のたしかさを
もとめた」。もうひとりの大好きなアーチスト藪内佐斗司もそうだ。



2001/11/02(Fri)
蕎麦の名店『野麦』が通販も始めた。以前信州松本まで出かけて食
べた時よりもさらに格段の技の進化。そば切りは繊細を極める。つ
いでにご主人が珍味「蜂の子」も。よくある醤油炒めではなく、塩
ゆでなので姿も味もリアル。舌の上でとろっと潰す感触は滋味幽玄。
日本酒に手が。かなうなら信州の時雨るるそばやの店先で食べたい。



2001/11/01(Thr)
「おでんグツグツグツグツ訃報来る」伏兎。「キムチキムチキムチ
鶴橋の消防士」磯菜。けったいな食句塾。正当派「十三夜もいちど
トリの志ん朝を」翠胡。十五夜は8・15。十三夜は9・13。決
して二日前ではない。問題作「昨夜鳥だった少女菊枕」菜摘。飛び
降り自殺した少女の無垢な魂よ永遠に。菊枕が重くて逆選3点集中。




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[ 管理者:大象 著作:じゃわ ]