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(2003/10)


2003/10/31(Fri)
しょうゆ顔イケメンは食事の噛む回数が減った為のあご発育不全の
欠陥。フランスパンが100回、冷や奴が10回ならきんぴらごぼ
うは50回噛む。先日ゴマ栽培で訪問した茨城はごぼう産地。固い
ごぼうが売れず、ササガキにして販売するがそれでもまだ固い。今
はフニャフニャ品種に転換とか。ごぼうは太くて固くて黒々が良し。


2003/10/30(Thr)
茸のシーズン。茸にもいろいろあって毒キノコよりまだタチの悪い
のが鼻茸。10年来これに悩まされている。優秀な耳鼻科の先生に
ついていたのだが60歳になったらあとは悠々自適に暮らしますと
あっさり廃業。残された患者は路頭に迷って茸が好き勝手に増殖し
始めたのです。新規の耳鼻科でこれは手術がオススメと断言される。


2003/10/29(Wed)
『どっちの料理ショー』効果で全国の板前さん、シェフの方々から
問い合わせ。なかでも中華料理の『郡鳳』は坦々麺の新規店を企画
中で即、発芽ゴマ採用を決定。11月開店にかけて遠路名古屋から
何度も足を運んで下さりインテリアも胡麻畑の大型パネルで統一す
る徹底ぶり。先着1500名様に『ごまやん石鹸』サービス。深謝。


2003/10/28(Tue)
今年の冷夏被害で米の収穫は78%減、3000億円の損害。国産
胡麻も収穫シーズンにはいったが地域によっては全滅もあり。北関
東の農協へ早くも来年度の胡麻栽培の説得にうかがう。このあたり
の土壌は日本有数の肥えた農作物最適地であると再認識。どのジャ
ンルどの地域にも有能で魅力的な人物がいて、その出会いが楽しい。


2003/10/27(Mon)
子供の頃、よそ行きの服をイッチョライといっていた。ときどきイ
ッチョーラともいうから一枚の羅。うすものの上等な着物と解釈し
ていたが、宮田登『民俗学への招待』に一挺蝋燭からの言葉とある。
「ケにもハレにも共用する一本のローソク」。ほかにもゲームや鬼
ごっこのタイムや待ったの意味の『タンマ』の伝馬役の説も面白い。


2003/10/26(Sun)
初めての街を歩く。ある目的があるのだが地図を持っていない。生
まれた街でもあなたがくれた地図とわたしの知っている地図がとて
も同じ街のものとは思えない。そんなことに急に気が付く。街はど
こでも同じ構造をもっていることに思い当たる。見当をつけて一筋
裏。急に湿っぽい土の匂いがする。初めての街でも地図はいらない。



2003/10/25(Sat)
日経夕刊のエッセイ。メンバーに歌人が必ずはいっているが、現在
連載中の小池光は面白い。変化球っぽくみせて本格派。短歌専門誌
で問題提示する本格評論の内容を新聞エッセイで展開する手腕は喝
采もの。短歌は31文字でななく31音。漢文派生論をバッサリ切
って、緩急緩急急の音読短歌論。歌壇の外で通用する歌人は少ない。


2003/10/24(Fri)
天神橋4丁目に『上海食苑』の3号店オープン。小籠包が目玉メニ
ューだが<湯葉の胡麻油風味>も<春雨と豚肉炒め>もどれも楽し
める。中国人のスタッフの教育もよく気持ちがいい。天満市場の上
海食堂とは全く違う経営だが、そもそも市場の終わった夕方から通
路に椅子を出す方式を始めたのは上海食苑の主人ということでした。


2003/10/23(Thr)
新製品のラベルデザインにホームパーティ風の写真を使うことを思
いつく。セピア調のクラッシックモードにしたい。アルバムを探し
たが適当なものがない。それではわだまんスタッフが鍋を囲もうで
はないか、という展開になり急遽2ヶ月早い忘年会。てっちりを囲
んで撮影会。すぐ河豚の取り合いでラベルのことなど忘れてしまう。


2003/10/22(Wed)
わたり蟹のほぐした身と白ずいきを直線に揃えた菊皿。白秋を意識
した静かな出だし。締めはシンプルにだし巻とご飯。赤銅の器を大
きくふりあげ10回にわけて巻き上げていくパフォーマンスも見事
ならそのたっぷりでふくよかな卵と出汁のバランス。二度目と回を
重ねるたび楽しみがつのる店。主人の名は木綿清次。できすぎの名。


2003/10/21(Tue)
イスタンブールの画廊には象の絵柄が多い。裏にアラビア文字でコ
ーランが書かれてある。帰国後阿刀田高『コーランを知っています
か』を読んだ。マホメットは象の年の生まれの逸話あり。わかった
のはそれぐらいで結局コーランは意味不明。額に青い痣がつくほど
に敬虔な祈りを一日5回繰り返す男たちの日常は遠く日本と隔たる。


2003/10/20(Mon)
ワイドABC・みよ缶』夕方の朝日放送。お取り寄せの鍋物特集
で和田萬の金ごまペーストと旭ポンズの工場取材。新製品の『ごま
鍋の素』がまにあわず残念。急遽、レポーターの漫才コンビにつけ
だれの実演、ダシもなく水でまぜるだけ。生の胡麻をつまんで「香
ばしい」と叫んだり。いい加減な取材だけど放映後の反応注文殺到。


2003/10/19(Sun)
信楽山工房の花野に紫式部が真珠のように煌めいている。土いじり
前半戦は半泥子の「赤不動」を真似て手ひねりで茶碗。次回穴窯の
予定は来年5月。長石を薄くかけることにする。後半戦はろくろで
汲み出し。不動明王が乗り移ったか絶好調で7個をあっという間に。
こちらは電気窯で。御本手の釉薬。式部の釉薬がつくれないものか。


2003/10/18(Sat)
<ごま+チョコレート>のお客様情報。「メリーチョコレート」の
新ブランド「マダムセツコ」は和風。ゆず、わさびあたりもなかな
かのものだが、とろろ昆布、金箔のインパクトは織部の革新哲学に
通ずるなぁ。それに比べれば金ごま、黒ごまとチョコレートの組み
合わせはノーマル。いりごまよりペーストの方がマッチするのでは?



2003/10/17(Fri)
【ごま鍋】がおいしい。鍋をごまだれで食べるのは「しゃぶしゃぶ」
や「寄せ鍋」でもポン酢とならんで人気だが、鍋そのものをごまペ
ーストの出汁で食べる方法。キムチ鍋にアレンジすれば抜群。すき
やき、湯豆腐、おでん、ちゃんこ。日本は年中鍋物文化だ。関西は、
「てっちり」「牡蠣の土手鍋」。一番の好物は鯨の「はりはり鍋」。


2003/10/16(Thr)
フレンチW。吉兆に匹敵するグランメゾンを目指したにしては悪あ
がきが過ぎると、オープンすぐの感想。悪口をいうにはせめて2回
は足を運ぼうとしたのが間違いだった。唯一の救いであったユニー
クさ大胆さの牙も腐り、ただ平凡。メイン料理のソースも知らない
ままワインをすすめるソムリエもひどいし、辰野建築がかわいそう。


2003/10/15(Wed)
『赤目四十八滝心中未遂』が映画化。車谷長吉が小説で選んだ舞台、
尼崎(特に阪神尼崎)は釜ケ崎よりうさんくさく、やりきれなく、
泥くさい点で魅力的な街だ。『ツィゴイネルワイゼン』の荒戸が監
督するならばもっと陵辱して聖化を期待したのだが。刺青のシーン
だけは美しい。車谷は俳句を作っても車谷で、つくづく執着の人だ。


2003/10/14(Tue)
芸能人取り寄せ自慢は仕事がらみで興味がある。関西では、やしき
たかじんが名人クラス。『旭ポンズ』『満月ポン』を有名にしたの
は彼のおかげ。冷凍お好み焼きからうどんまで実に詳しい。『おし
ゃれ関係』ではゲスト森公美子があれこれ紹介。『雲丹醤』『さき
いか南部せんべい』『金ごまいわし』など取り寄せ情熱度がわかる。


2003/10/13(Mon)
プッチーニ『トスカ』プラハ国立歌劇場。歌舞伎もオペラもストー
リーに沿った芝居が小うるさくてしらけるのだが、これは登場人物
が三人で単純。アリアが交互に配され、特にソプラノのマリア・グ
レギーナは豪奢な肉体楽器の醍醐味を存分に。バリトンのラースロ
ー・ルカーチュは老獪さが足りず不満だが舞台栄えするセクシーさ。


2003/10/12(Sun)
宮崎日帰り結婚披露宴。食事は発芽ごまの金ごま豆腐ではじまり、
発芽の黒ごまプリンのデザートで締め。メインはヒレステーキに発
芽玄米のリゾット。引き出物は発芽玄米をたべる夫婦茶碗。『コダ
マ』専務の真情あふるる人間味が反映した気持ちのいい式。宮崎に
来れば必ず豪雨。新郎の髪型も大胆変身して風神雷神になっていた。


2003/10/11(Sat)
<開けゴマ>のジャズ情報は6月の「ごまやんクイズ」。フィレデ
ィ・ハバード、弱冠22歳の初リーダーアルバムが『OPEN S
ESAME』。なるほど胡麻が弾ける陽性ラテン系のサウンドで、
マイルスの瞑想系トランペットとは正反対。先日出張したカイロに
はジャズライブはたった1軒だったけど、あの店にぴったりの音だ。


2003/10/10(Fri)
丹波元『京都人と大阪人と神戸人』。三都比較からさらに「阪神間」
の分析。<股ぐら膏薬>風で『ジキルとハイド』の二面性を持つ人
種。誰かが阪急線と阪神線では違うと言い出しそう。日本全国無表
情で逆にこういう分析は面白い。先日著者ご本人にお会いした時、
大阪商人は社会的な倫理観が貧困と指摘されてしまった。たしかに。


2003/10/09(Thr)
村上隆のアート作品が350円の食玩でコンビニ発売。NYオーク
ションで5000万円入札のニュースの翌日八番館画廊でなんでも
ない球状のミニオブジェを15万円で見たことがある。ドップ君も
少女フィギュアも興味はないが、チューインガムのおまけにしてし
まう展開は見届けたい。村上よりも海洋堂の過去現在未来が面白い。


2003/10/08(Wed)
志摩欣哉さんにすりばちをかかえた象を描いてもらったきっかけは
八番館画廊で宮澤賢治の「オツベルと象」の絵に出会った事から。
ネット上で公開審査中の短歌新人賞候補に「ぐららあがあぐららあ
があって何だっけ不意に夜中に聞こえくる声」多田百合香の作。あ
の象の鳴き声だ。のんのんのんのん機械の音が。賢治の耳は大きい。


2003/10/07(Tue)
やっと『開け、ごま』。わだまんの会社の前の小さなプランターで
も毎年ゴマ栽培。今朝、下の莢から一斉に爆ぜた。全国あちこちか
らごまの刈り取り、はたき、の知らせが届く。「インターネットを
見たんだけどゴマを買っくれますか?」農家のおじさんからメール
が。流通が変わったなぁ、つくづく日常のビジネスで感じるこの頃。


2003/10/06(Mon)
大阪に対して怒ってはりませんか?そう聞かれて、はて?阪神、た
こやき、吉本の三題噺のくり返し。大阪と上海は似ている、といっ
た時代はいつのことやら、上海は今や狂的エネルギーで爆走都市に
変化したが大阪ネタが道頓堀飛び込みネタだけでは寂しい。おもろ
かったらええやんか、ゆうてるその大阪弁が足ひっぱってるんやて。


2003/10/05(Sun)
親しいシェフに連絡をとったら休業中だった。やっと連絡がとれて
、パリにでも?ひやかしたら、ウィンザー洞爺に家族サービス。こ
ちらも五月に散々な経験をしたので悪口で盛り上がる。ミッシェル
・ブラスと美山荘の惨状は知っていたが、さらに寿司のわく善も聞
いて驚くありさま。あの見事なエントランスは壮大な悲劇の入り口。


2003/10/04(Sat)
陶芸展はこの時期好きな作家が集中。ギャラリー堂島『高橋芳宣』
と阪急『塚本治彦』をはしご。高橋の染付で象乗童子の絵柄に嬉し
くなる。伊万里江戸中期に象モノがあるときいてはいるが。塚本の
織部は破壊的暴力が魅力だが、皿にどっと溜まった釉薬がソースの
澱に見えて食欲を強奪。皿が客を選ぶというレベルにはまだだよね。


2003/10/03(Fri)
肥満度の指標、BMIは体重÷(身長×身長)。22がベストにも
かかわらず女性タレントのほとんどは17。やせている方がモテて
いるのは今だけで動物界ではおちこぼれメスだと、医者のアドヴバ
イス。健食業界ではダイエットは絶対的キーワード。便秘解消に売
れているのが『ベンドッサリ』。いくらわかりやすいって言っても。


2003/10/02(Thr)
食句塾の兼題は道具類にもひろげて10月は「栓抜き」「弁当」。
「竜巻は地球の栓抜き白い秋」磯菜。「月の宴栓抜き行き来飲み放
題」八知。ビールも缶が全盛に時代。栓抜き、缶切りもいづれ過去
の遺物に。「弁当のメニュー本愛し夜長かな」朱理。これ一番には
伏兎「小さき堂星文訳す虫の声」。ほしふみを訳する造語が美しい。


2003/10/01(Wed)
メルマガの【ごまやん探偵団】には食品業界とマスコミのアクセス
が多い。市場のごま製品を紹介しているので他社の商品開発がのぞ
いているらしい。お客様からも連日情報がはいる。今日も神戸のレ
ーブ・ドゥ・シェフの『ごまランタン』がおいしという情報にすぐ
買いに走る。黒ごまの板おこし状がクッキーと2層に。名前がいい。




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[ 管理者:大象 著作:じゃわ ]