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過去の日記
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(2004/05)


2004/05/31(Mon)
香川県職員の牧野義雄さんが東大大学院の講師に就任。このニュー
スが目にとまったのは研究が<野菜の鮮度を保つ包装><がん原因
消去の佃煮>という点。どんな研究でも学者としていろんなチャン
スが解放されているもんだ。さらに彼は「中小企業の経営者からP
Rの仕方を学んだことが試験で役立った」そうだ。すごい吸収力だ。


2004/05/30(Sun)
駐車場に停めてある営業車が壊された。夜中に助手席側の窓ガラス
からブロックが投げ込まれていた。高速券2枚盗られただけ。警察
の調書には窃盗事件で被害1400円と書かれた。「ガラス破損の
被害は?」と聞くと「目的は盗みで、器物破損の目的ではないから」
の答え。では、その時に人が殺されても罪は1400円分だけなの?


2004/05/29(Sat)
ごまやん探偵団>が商品開発担当者のアクセス急上昇のメルマガ。
6月から新企画。タコヤキストの熊谷真菜とフードプランナー曽我
和弘の毒舌コラムが始まります。『世沙弥』でワインを飲みながら
面白いことをしようよ、と即決定。大象のくらわんか返歌がおまけ
でくっつきます。1回目はWホテルのサービスを指摘。乞うご期待。


2004/05/28(Fri)
はちくを頂戴する。孟宗竹のあと初夏にかけてでてくる。エグミも
ないのであっさりとかつおだしで煮て山椒をちらすといくらでも食
べられる。破竹と書くよりは<淡竹>の字がいかにもあてはまる。
ただ、孟宗の皮の質感、量感がはるかにエロティック。季節感から
しても春の巡りがうれしいし、味も濃厚なクセのある方に惹かれる。



2004/05/27(Thr)
「黒ごまの黒い色素は黒豆と同じアントシアン」と答えてきたけれ
ど実は違うという事をはじめて知りました。黒豆の色素に酢を垂ら
すと青紫に変わるが黒ごまの色は汚い黄濁色になるだけ。アントシ
アンにかわる色素はゴマリグナンの幾つかが重なったものらしい。
栄養効果は研究段階で不明。HP情報コーナーの回答も訂正します。


2004/05/26(Wed)
「あれ、武田史子ですか?」。トイレの影にたてかけてある銅版画。
世沙弥開店以来はじめて話題になったので嬉しくなってしまった。
聞けば、その客人も趣味で版画を続けており武田や柴田香代子とも
親しいことが判明。おおいに盛り上がる。だけど坪内好子に頼み込
んでつくってもらった金銀2頭の象をみせても全く興味無しでした。


2004/05/25(Tue)
発芽ごまの栄養成分に関して共同研究をしている大学へ。いよいよ
動物実験でコレステロールなどの調査の段階へすすむ。昼休みの女
子大は眩しい花園。オッハーなどとのたまいながらヒラヒラと手を
ふって校舎の暗がりに消えていくノースリーブ達を真昼の幻影かと
目で追う。学生生活からはや30年、ああ私は何をしてきたのだと。


2004/05/24(Mon)
去年飼っていたメダカがめでたく越冬。濃緑に淀んだ水の中でとき
おり存在を誇示していた。わだまんスタッフのひとりの異常な愛情
のおかげだ。そろそろ温かくなってきたので新居に引っ越し。大正
時代の骨董すり鉢に水をやわらかくしてあげてから移す。メダカと
はいえ威風堂々の面構え。いつのまにか緋メダカを付き従えている。


2004/05/23(Sun)
春日井建急逝?わだまんメルマガの歳時記を書こうとして参考にネ
ット検索していたら訃報が突然あらわれて驚く。『未青年』と眩し
く出会った頃の昂揚からまだ数年しか経過していないとおもってい
たが。長い闘病生活は仄聞していたがその後の創作も旺盛。最後ま
で内なる<未青年>と闘い続ける宿命を自らが選び取った歌人人生。


2004/05/22(Sat)
事務所の隅にくすぼった額がかかっている。渡辺崋山『商人八訓』
のそれも安っぽいコピー。しかも<三、買手が気に入らず返しにき
たならば>のあと四に飛ぶといういい加減なつぎはぎ。三代目会長
も死んだので処分しようとはずしたがつい仏心。久々に墨をすって
八訓を清書。三のつづきは<売る時より丁寧にせよ>。反省、反省。


2004/05/21(Fri)
秋田放送ラジオ生出演。わだまんの『健康オタク川柳』がおもしろ
いというのでその紹介。「薬よりあんたの顔を見ないこと」「冷蔵
庫運動不足の尻で閉め」などの過去の傑作を読み上げる。いままで
あまり意識しなかったが川柳は人間性が強く反映するから秋田人と
鹿児島人は全くちがった川柳をつくるような気がする。要チェック。


2004/05/20(Thr)
『ハインリヒの法則』:1件の重大災害の裏には29件の軽微な災
害があり、さらにその背後にはヒヤリとした事例が300件潜んで
いる。三菱自動車の欠陥隠しの事例よりも鳥インフルエンザの浅田
農産の例が切実に感じる。中小企業経営者の自殺と企業の倒産の結
末は、ヤリ手といわれた男が危機を軽く乗り切ろうとした判断ミス。


2004/05/19(Wed)
高額納税者番付。健康・美容業界が大躍進。『蒟蒻畑』の鶴田食品
などもはいっているがなんといっても常連トップは『スリムドカン』
の銀座まるかん。どかんと便がでる、というこのネーミングはスゴ
イがほかも凄い。『うれし泣き』『ひざこしください』。小林製薬
のセンスにもっと土着性を加味した分潜在意識をぬれっと刺激する。


2004/05/18(Tue)
『サライ』特集<自然が創る伝来の日用品>。丹波の畑中義和商店
が『凍り蒟蒻スポンジ』で紹介されている。赤ちゃんの浴用スポン
ジとしてだが、本来は凍り豆腐同様の食用でつい最近まで和田萬で
も販売していた。凍てついた山頂で蒟蒻を並べ乾燥させる現場は天
空の祭儀のよう。魂までも凛と冴えかえらせて神の時間が支配する。


2004/05/17(Mon)
第3回健康オタク川柳>募集中だが、毎日ハガキの応募がドサッ
と来る。『公募ガイド』の掲載によるものだが、いかにあの手の雑
誌がよまれているかがわかる。ネットからの応募はつまらないとド
ンドン消去していくのだが、手書きの丁寧な文字だとつい残してし
まう。言葉にある言霊がネットではかき消されるが書では蘇るのだ。



2004/05/16(Sun)
梅田センタービル『松林』。おいしい蕎麦屋はどこ?といったとき
梅田や難波からは遠い。一番近くて北新地『とき』だが日曜は休み。
わざわざではなく気軽にというのも大きな条件。その点で唯一合格
がここ。ほかと客層は違うが、ヤング層でもやはり蕎麦好きが自然
と集まるようだ。でも、もりで千円とるなら蕎麦猪口もいいものを。


2004/05/15(Sat)
象2頭が抱き合った歓喜天はインドのガネーシャ神のひとつのパタ
ーンであるが、ガンダーラやクメールの象彫刻の素朴さに比べると
少々違和感がある。日本の寺院にも歓喜天は各地にある。一般に聖
天様といわれるものだが、象ではなく男女が抱き合う姿。古来日本
に象が存在していなかったから、密教のなかで変身したのだろうか?


2004/05/14(Fri)
『菓子工業新聞』が送られてきた。わだまんHPの紹介記事が掲載
されている。そのせいかわからないが最近チョコレートメーカーか
らの問い合わせが多い。5年前だったらゴマとチョコの組み合わせ
はゲテモノ発想に近かった。しかし50%も油脂分があるのだから
チョコともなじみやすいのは当然。わだまんも新製品を作ろうかな。


2004/05/13(Thr)
天七『たかま』。3度食べてはいるがどうも違和感があって評価を
低くみていた。そば切りの繊細さが逆に技術至上主義で打ち手の愛
情が感じられなかったこととゆがき方に難があったことによるもの
だが4度目で一挙に負のカードが正に逆転。甘皮の粗挽きを配合す
る蕎麦の表情もいい。そば湯注ぎも洗練されていて最後まで嬉しい。


2004/05/12(Wed)
日本橋高島屋でTV『どっちの料理ショー』に登場の美味を集めた
催事。わだまんも『発芽ごま』で出品。その告知をしていたらお客
様から「高島屋でやってるんやったらそっちで買うわ」という。ど
うやらイラチでせっかちな大阪のおばちゃんは難波の高島屋と勘違
いしているらしい。大阪は<にっぽんばし>東京は<にほんばし>。


2004/05/11(Tue)
『ごまなべ奉行』の夏バージョンのネーミング募集締切り。わずか
2週間でもたくさんの応募。深謝。感謝。多謝。<川柳><クイズ>
<ネーミング>がいまやわだまんHPアクセスの3本柱。お客様の
方から『ごま製品のキャッチコピー募集』『ごまのイメージにあう
有名人募集』『下ネタ川柳』など次の企画提案が続々ときて思案中。


2004/05/10(Mon)
『時計仕掛けのオレンジ』のワンシーンにでたB&O社のオーディ
オが性能、デザインともにスグレモノときいたので実物をチェック
に。産経朝刊に『Yoshii9』円筒型のスピーカー開発の紹介
記事が。普段は興味ないがいざ物色しはじめるといろんな情報が飛
び込んでくる。情報の氾濫といえど興味がなければ何もないと同じ。



2004/05/09(Sun)
カードを使うのは海外出張のホテル支払いのみ。国内では現金主義
だが今日久々に使用。すると2カ所目でチェックがはいった。発行
銀行や支店名などきかれてもわからない。最後に干支は何ですか?
腹立たしくなってくるが、偽造カードの犯人が外人ならとっさに答
えられないということだ。これからは犯罪と防御体制の技術ゴッコ。


2004/05/08(Sat)
『蕎麦屋酒』古川修。宮下裕史『そば読本』から5年。そばブーム
は加熱気味。ニューウェーブも続々とあるなかで信頼性の高い情報
がほしいところ。蕎麦屋で飲む酒を切り口に蕎麦好きの楽しさに満
ちていてどの店もすぐにでもいきたくなる。日本酒応援団の声高ら
かで、転向焼酎派もこれからは蕎麦屋だけは日本酒にしようと反省。


2004/05/07(Fri)
鳥葬、水葬、希み叶うべくなければ習いにしたがって粛々と斎場へ。
骨焼く匂いやわらげんと重油からガス高温焼却システムに変われば、
お骨の多くは灰と化すべしと聞く。ところが父は姿のままに残り現
るるにみな驚きの声。九十にして壮健、これ胡麻のおかげなりと笑
いの起こりし。いささかも尊厳を損なうことなく、ほがらかに送る。


2004/05/06(Thr)
「死者は剥ぎとってゆく 生きている者から それまで気付かなか
った貴重なものを/ 」【黒姫のレクイエム】。「風景が封印される
 親しい者の死とともに 親しかった世界の一角が閉ざされる/ 」
【ある風景への告別】。相澤敬三『マンゴー幻想』新詩集のいくつ
かの断片を読むとき、和田萬三代目栄三、九十歳にて天寿全うの報。



2004/05/05(Wed)
久々に十三『かもめ』。丁度蕎麦打ち、のし工程の最中。このとき
は祖谷渓の蕎麦粉、つなぎは外1。すぐ隣で玄蕎麦から自家製粉し
ている工程も写真で説明している。おまけにうどんも手打ちだがこ
れが蕎麦以上の絶品。東京の何軒かで修行してきた真面目な人柄。
こんなハイレベルなのにまずい丼とランチセットにする。おいおい。



2004/05/04(Tue)
猪瀬直樹『ピカレスクー太宰治伝』。猪瀬のしかめっ面は不機嫌の
地か演出か。ともかく不快印象大の彼がなぜ今どき太宰?ほったら
かしであったが読みはじめると面白い。テーマは太宰ではなく文化
勲章受章、井伏鱒二摘発本。文壇の構造改革に挑んだわけです。で
も井伏ってもとから権威主義のイメージは無いから標的にするには?


2004/05/03(Mon)
老松町骨董祭。<象・すり鉢・くらわんか>3テーマに決め打ち。
ドイツ製アンティークで象の鼻に総体振時計が設計されているもの
を発見。すり鉢は昨年も買った店がいい掘り出し物をキープしてく
れていた。くらわんかは、とにかくモノがでてこなくなっているの
で高い。目跡のある安物に味があるのだが、1万円でもでてこない。


2004/05/02(Sun)
雑誌『Meets』6月号。<新名店の系譜>特集。ガイド本の取
材はいい加減だが系譜だけは資料価値あり。『ジャン・ムーラン』
『瓢亭』ほか関西蕎麦系列も。シェ・ワダ系が何故無いのだ。なに
わ翁の勘田君は高橋邦弘師匠の蕎麦とは違ってきている。味は独自
に進化するものだが出身を知ることで味わう側の奥行きもでてくる。




2004/05/01(Sat)
四ツ谷龍の個人誌『むしめがね』。フランス人の少年少女に俳句の
講義。芭蕉はバナナの木。去来は行ったり来たり。さあ面白い俳号
をつけよう。からはじめて「初花がいかめしい建物の表情をやわら
げる」春波。ができあがる。うまく翻訳しているんだろうけど俳号
も作品も上手。15歳のデブ少年が苦吟してる写真がいいんだなぁ。




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[ 管理者:大象 著作:じゃわ ]