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過去の日記
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(2005/09)


2005/09/30(Fri)
某TVの取材。『オリジナルのごまだれを作る』企画。
いろんな取材依頼をうけるが、今回ゴマの花畑・刈り取
りの両方が撮影できる絶好のタイミング。人気漫才コン
ビ登場。スタッフがはれものに触る様。エライねんねぇ。


2005/09/29(Thr)
大阪昆布の喜多條氏から『ぶどう海老』を頂戴する。羅
臼昆布の専門家だから入手できる貴重な海老だとか。ボ
タンエビの葡萄色バージョン。ねっとりと艶っぽい食感。
刺身がベストだが包丁でたたいて即席海老煎餅に。喝采。


2005/09/28(Wed)
【ごま薬膳】を担当いただいている武先生のメルパルク
ホールでの講演会。薬膳料理を食べながらであるがこれ
が本格的。手がこんだレシピ。だが安い。メルパルクは
昔の郵便貯金会館。郵政民営化の前だからできる贅沢か?


2005/09/27(Tue)
<テレビ通販が凄い>。頻繁に情報をもらうがピンとこ
ない。『食チャンネル』以外の有線をみたこともない。
昼間、奥様族がかじりつくシーンは怖い。ともあれ、住
友商事や三井物産がからんでネット通販は売上20倍増。


2005/09/26(Mon)
トルコへは12時間。機上の読書なら歌集に限る。断続
的に好きな一首を拾う。今回は、佐佐木幸綱、春日井建、
文庫本2冊。「大空の斬首ののちの静もりか没ちし日輪
がのこすむらさき」。建の一首をビザンチン帝国に献ず。


2005/09/25(Sun)
ブルガリア力士・琴欧州が優勝逃す。先日のトルコ出張
でのビジネス相手は大相撲デザインのTシャツを着てい
て、話題は日本で見た舞台芸術・能の感動。日本では能
の話題などすれば発狂かと哀れみの眼で見られてしまう。


2005/09/24(Sat)
この秋また川淵直樹と出会えた。春、世沙弥のために野
焼の皿を焼いてもらった。<なにを盛るか>器とは何?
料理とは何?一見素朴な土器は視るだけで人類の尊厳を
問いかけてくる。触れるだけでエネルギーが沸いてくる。


2005/09/23(Fri)
大澤江津子展。食句塾のメンバーだが、絵画が先行して
いただけあって、油絵、水彩ガッシュともに激情を潜ま
せた重厚なテクニックが個展会場を圧倒。一時、絵のプ
レゼントをしたが、相手に迷惑なだけとわかってやめた。




2005/09/22(Thr)
「9/18、トルコ南部マナブガット市で旅客バスが爆
発、2人が死亡」のニュース。まさに当日マナブガット
のゴマ畑にいた。反政府組織のテロ。もし犠牲者となっ
ても「へぇ、どこでも日本人おんねんなぁ」でチョンか。


2005/09/21(Wed)
「胡麻のロマネコンティ」を求める旅。美味しさは当然、
さらに安全であること。有機の農家以外でも農薬はつか
っていない。そこで村の薬屋へ出向き、小麦やとうもろ
こし専用の農薬もチェックする。ここまですると納得だ。


2005/09/20(Tue)
インフレもおちついてきた経済。トルコの消費税は明快。
生活必需品は安く贅沢品は高く。パンは1%。一般の肉
は8%。サラミ、生ハムは18%。輸入肉は28%。エ
ーゲ海のバカンスならトルコですべし。ギリシアの半額。



2005/09/19(Mon)
今回の目的は金ゴマ有機栽培農家のチェック。有機ごま
は国内では難しい。金ごまはトルコにたよるしかない。
もちろん日本農林規格JASの認定を受ける。オーガニ
ックは日本よりヨーロッパがはるかに意識が高く安心だ。



2005/09/18(Sun)
トルコは不思議なことに日本と風景がそっくり。強引な
思いつきではなく、目隠しして拉致すれば絶対間違う。
奥入瀬渓谷。貴船の床料理。宮崎のグランドホテル。屋
島の遠景。これだけ似れば、食が似ていないわけがない。



2005/09/17(Sat)
ペーストは「タヒーナ」。タヒーナの砂糖菓子が「ハル
バ」。羊羹とカステラのハーフ。ラマダンの断食月に入
ると昼間は飲食ができない。夜にハルバを食べて体力を
保持するのだ。ゴマのパワーはイスラムの知恵でもある。



2005/09/16(Fri)
トルコではゴマの刈り取りは大地より根こそぎ抜き取る。
莢のなかはまだ白くやわらかな実が眠ったまま。太陽の
恵みで乾燥する間に<追熟>し、黄金の色を濃く帯びて
くる不思議。人生もまた追熟しつづけると思えば楽しい。




2005/09/15(Thr)
トルコは<金ゴマ><ケシの実>生産量第1位。日本で
は<白ケシ>品種だけだが今回現地で<金ケシ>を大発
見。ところが麻薬はサンプルすら持ち込み不可。そこで
台所に潜入しフライパンで煎る。これなら発芽不能OK。


2005/09/14(Wed)
黄昏のイスタンブールに降り立つ。ここにくるたび「コ
ンスタンチノープル」とよんでしまう。西洋と東洋と別
次元のビザンチン帝国の存在にゾクゾクする。関係ない
が出国前コンビニで『トルコライス』を発見。長崎名物?


2005/09/13(Tue)
明日からトルコ出張。この時期に金ゴマの品質チェック。
出発直前に、パスポート期限が6ヶ月ないと入国を拒否
されるという連絡にビックリ。早期手続きの時間も過ぎ
ている。八方手を尽くしなんとかゲットしたが、冷や汗。


2005/09/12(Mon)
金ゴマ畑の松阪へ。生協関連の取材。月末にはTV取材
も控えているので農家の古御門さんは、花、実り、刈り
取り、乾燥、叩きの各シーンを時間差でセッティング準
備。感謝。前回ホルモン、今回は『和田金』で肉を所望。


2005/09/11(Sun)
炭焼きボランティアは変人揃い。狂乱猪肉宴の一夜が明
け、浄化のため高野山奥の院へ。空海はいまだ生きてお
られる。精進料理なら『總持院』がおすすめ。密教の地
で贅を尽くした食の演出。食欲の煩悩が増殖してしまう。


2005/09/10(Sat)
わだまん製品「竹炭ふりかけ」「納豆ふりかけ」の原料
作りに高野山に2度目の炭焼き体験。前回は火入れ。今
回は炭出し。釜に入れば中は窒息地獄。たちまち歌舞伎
の隈取り男に変身。肺まで真っ黒。唾もうんちも真っ黒。



2005/09/09(Fri)
産経連載、北新地の芸妓・西川梅十三『花街に生きて』。
写真をみたらよく胡麻を買いにきてくれるご近所の方だ
った。今も芸妓は20人、お茶屋も3軒あるという。仕
草、立ち居振舞い、なにより話し言葉が柔らかく美しい。


2005/09/08(Thr)
東洋経済新報社『粗食のすすめ』シリーズ。写真はどれ
も落ち着いた色調の編集で好ましい。裏頁の食器協力を
みれば芦沢龍夫。ときどき和田萬にも顔をみせてくれる
三田の作家。我をださずいつも自然体。まさに器は人柄。


2005/09/07(Wed)
谷さんのご主人は猟師。今回は極上の鹿肉を炭焼きバー
ベキュー。猪肉もうまいが鹿は脂身が無い分いくらでも
食べられる。誰かの句に「鹿の肉望(もち)のひかりの
なかに食(た)ぶ」。満月の光を浴び鹿を食う禁断儀式。


2005/09/06(Tue)
嵐。怒濤砕け散る枯れ木灘を突っ切って古座川へ。ゴマ
刈り取りの打ち合わせ。谷さんは熊楠の系統をひく学者。
みごとな金ゴマができた。驚きは駆除すべき<ごま虫>
を飼育中。どんな成虫になるか見極める為。研究者魂だ。



2005/09/05(Mon)
「いりごまがふっくらと煎りあがって柔らかい」とお褒
めの電話。「指でひねるだけで擂り鉢を使わなくてもい
い」と続く。家族に聴覚敏感症がおり擂り鉢の音さえ騒
音になる暮らし。なんといろんな苦悩があるもんですね。


2005/09/04(Sun)
塚本青史『刺客荊』。旺盛な筆力で新著の度に頂戴する
が中国歴史長編は睡眠薬以上。今回の選挙を予測したよ
うなタイトル。『史記』刺客列伝によれば「士は己を知
る者の為に死す」。悲壮な男の美学だが選挙は滑稽茶番。



2005/09/03(Sat)
蕎麦道場で前回胡麻切りが好評だったので今回は最高級
の<発芽金ごま>を持参。男気先生が見事に打ち上げて
くれたが結果は黒の方がうまい。金はそのまま胡麻の風
味を活かし、黒は単品よりほかと調合した方が旨味増大。



2005/09/02(Fri)
歯医者で治療中に眠るのが楽しみになっているのだが突
然<無呼吸症候群>といわれた。昼間眠ってしまうので
<嗜眠症>かと秘かに期待していたが。回生病院に専門
クリニックありと奨められ連絡。なんと2ヶ月予約待ち。



2005/09/01(Thr)
『ながさき南部生産組合』が30周年。全国有数の有機
栽培組織。リーダーは近藤一海氏。朝から晩まで働いて
いるのに貧しい両親をみて「楽しく儲かる農業」を目指
す。海外農業事情に精通し情熱的に展望を語るカリスマ。




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[ 管理者:大象 著作:じゃわ ]