ごま塩の歴史を教えてください
(掲載日:2003/6/30)
ご質問の「ごま塩」というのは食卓に置くふりかけのことですね。
ごま、塩。おのおのは古代からの調味料です。 だから、古代人もごま塩をたべたのでしょう、という判断は間違いです。 塩をふりかけに利用するのは、「焼塩」の発明からです。 通常の「粗塩」をもう一度焼成したものが「焼塩」。 16世紀中頃から壺焼塩は始まったようです。 この焼塩は当時二日間以上の手間暇をかけてつくったもので、非常に高価。 その普及品としてごまやしそを混ぜて、「ごま塩」「しそ塩」の形で、 ふりかけとなったのがルーツと考えられています。 一般的に、にぎりめしにゴマと塩、または味噌などをまぜこんで、 戦国時代の武将は野戦食としました。 「胡豆昆丸」は胡麻、大豆、昆布を飯にまぜこんで握り飯にしたもので、 戦国時代の健康食であるのはよく知られています。 しかし、「ごま塩」というふりかけのルーツとは言い難い。 また、禅寺の朝食はごはんと味噌汁にごま塩、というからには 禅宗の始めの時代からあったのでは、という推測もあります。 塩を味付けに使ってはいましたが、ふりかけ的に使用するのは、 焼塩の発明の後ですから、これは現在の禅寺の食習慣にすぎません。
以上の見解は、『ふりかけ』(学陽書房)を参考にさせていただきました。
ちなみにわだまんの『胡豆昆ふりかけ』は、胡豆昆丸をふりかけにしたもの。 さらにグレードアップしたのが『黒七ふりかけ』なんです。 『サラダにごま塩』同様、ふりかけシリーズをたのしんでくださいね。