第2回 結果発表!!

★グランプリ★

体重計乗る前なぜか息をはく

(神戸市立横尾中学・橋本幸治)

【ごまやん賞】

●冷蔵庫運動不足の尻で閉め (向日・藤本順一さん)
●ヤミ金の利息のごとく肉がつき (川口・渡辺英俊さん)
●体重が減ったその分しわが増え (さいたま・岸保宏さん)

【残念賞】
●麦飯も塀がちがえばダイエット (天王寺・山元茂弘さん)
●油断して太って今では油断ち (高知・西森和子)
●体脂肪貯金したけどおろせない (横尾中学・藤田雄也さん)
●幅足らずあとずさりする鏡かな (宇治・田端秀雄)
●給料が減っても体重増え続け (泉佐野・佐古善嗣)
●太鼓腹 妹産んでと 子に言われ (吾妻・戸奈るみさん)
●お母さんジョギングしたまま長話 (横尾中学・永吉優也さん)
●満腹を証明してる爪楊枝 (新潟・小林悟さん)
●置き薬断わって又なつかしく (太田・須永喜久枝さん)
●やれ治せ母が胡麻擂る林檎擦る (板橋・坂根則弘さん)

【講評】
★体重計ネタは毎回たくさんあります。そっとのる、片足で乗る、の類。
そのなかで「息をはく」は誰でもする行為なのに同じ表現はいままでに
みたことがありません。息をして少しでも体重を減らそうというギャグ
心理と同時に乗る前の祈るような敬虔な気持ちも伝わってきます。ビッ
グファイトをひかえたボクサーや金メダルに挑むスポーツ選手の心理に
も通じます。17文字で、巨大なオリンピックスタジアムの裏側の人間
ドキュメントを描き出した傑作です。結果として中学生がグランプリで
すが、これは審査を甘くしたわけではありません。

★冷蔵庫の漫画的日常シーン、なにわ金融道のような肉づき、しわのペー
ソス。ごまやん賞三人は毒の盛りつけがうまい。なかでも岸さんは連続受
賞。はずそうとしてもなぜか残ってしまいます。

★刑務所の山元さん、置き薬の須永さん、いい味だしてますね。坂根さん
の胡麻擂りネタはもちろんゴマスリの勝利で、審査員もついこれだけには
甘い点数になってしまいます。でも次回同じ手法はダメですよ。

第2回は公募雑誌の掲載もあって、ネット、雑誌合計で3220件の応募。
賞金、賞品は、10/15以後、順次お送りいたします。